Virgin Noize Blog

Solarisを中心に“何か”とコラボレーションをすることによって 音楽の表現活動そしていく複雑流動的複合型ユニットのお話。

第九作目「アポトーシス ~ そして終わりなき悲しみ」

Solaris(Virgin Noize) starring 初音ミク

D


ターヘルアナトミアに続き中二病ロック全開ですッ!
今回はドラムンを下地に激しく刹那的なロックをしてみました。

イラストはうやま様。幻想的で素敵なイラストです。
禁忌的で抑制的な表情なミクさんがイメージにピッタリで。
終末感を非常に緻密に表現されてて素晴らしいと思いました。感謝です!


この曲は前作のテーマが愛憎劇だとしたら悲劇になります。
悲劇にも色々ありますが、負の連鎖・自己消滅が主軸にある形ですね。
タイトルにあるようにアポトーシス(細胞の自滅プログラムみたいなもの)を
細胞ではなく人という個体に置き換えた場合に起きうるであろう悲劇
その際の感情などを主人公=ボクが、淘汰されてしまうキミに想いを馳せ叫ぶ
そんな小難しい事を考えて歌詞を手の動くまま書いた気がします。

僕は歌詞を書くときは連想ゲームみたいに類似性・関連性を探るタイプなので
細胞自己消滅→プログラム→コンピューター
細胞群→群衆→ネットワーク・コミュニケーション
内省的な感情→自己懲罰→罪と罰ドストエフスキー
みたいな感じで言葉遊びかねて、鋭い単語を選んで並べていっています。
割と今回は気取らずに思うままに書いたので面白かったですね。

ちなみに、数人の方からタイトルの元ネタアレだよね?と言われましたが
勿論、僕が大好きなスマッシング・パンプキンスからパロらせてもらいました。
音のほうは似ても似つかないですけどねw


肝心の音ですが、割とソリッド感のあるミックスにしてます。
ベースを人力でワブルベース的なリズムで刻んだり、ワブルと融合させたり
ペンデュラム以降のブロステップを通過したドラムンができて満足です。
もっとラウドにメタルコア系のノリを持ってきてもよかったのですが
やりすぎるとドラムンっぽさが薄れるのでそのバランスが難しかったですねー
後半の展開がコアっぽいので、もっとユニゾン踏んだ曲もそのうち出したいですね

ミクさんは囁いてもらうように歌ってもらいました。
当初はGUMIで考えてたのですが、やはり刹那感のあるウィスパーはミクさんだ、と
Aメロ・Bメロ・サビ・Cメロ・Dメロでそれぞれテイストの異なるミクさんが
登場するので割と展開ごとに色々手を加えて声を追ってても飽きないかも。


次回はもうコミケ後になりますかねー年内にもう1曲動画で出したいですけど。
QUINTETの新譜とボカロの新譜に依頼物をどっさりと
両手で抱えて走り回ってる状態なのでそれが終わってからですかね。

さて、ではまた近況報告があり次第記事エントリします。それでは!